ボクシングの階級は?出場資格は?

・ボクシングのルールとは?パート1

 

・1round(初めに)

 

 

皆さん、押忍👊 現アマチュアボクシングで日の丸を目指している学生です。

さて今回の内容は、基礎知識ということで、ボクシングのルールを詳しくご説明したいと思います!!

私自身、友達や知人などによく質問されます。

Aちゃん「相手を殴れば、勝ちなの?」

Bくん 「相手を痛くさせれば良いんでしょ?」

いつも私はこう返してしまいます。「まぁ、そんなもんだよ ^^」

内心は、しっかりと説明してあげたいのですが、いつも説明すると「よく分からない」

と言って、チンプンカンプンになるのでこう返答してしまいます(笑)

 

でも本当は、事細かいルールが存在します。

これから紹介することを頭に入れながら、試合を見ることで、どっちが優勢だな。いまこっちの選手が判定で優っているなと見方が変わってきますよ😊

 

・2round(階級について)

まず初めに、公平を期すため、近い体重の選手同士が戦うルールを階級と言います

プロボクシングの場合では、男女共に17階級に分けられております。

マチュアボクシングの場合では、大会によって異なりますが、8~10階級です

このように階級の種類、階級幅も異なります。


↓プロボクシング階級表(男子) *日本ボクシングミッションから引用

1 ミニマム級 ( Mm ) 105ポンド(47.62キロ)以下
2 ライト・フライ級 ( L.F ) 105ポンド超え108ポンド(48.97キロ)まで
3 フライ級 ( F ) 108ポンド超え112ポンド(50.80キロ)まで
4 スーパー・フライ級 ( S.F ) 112ポンド超え115ポンド(52.16キロ)まで
5 バンタム級 ( B ) 115ポンド超え118ポンド(53.52キロ)まで
6 スーパー・バンタム級 ( S.B ) 118ポンド超え122ポンド(55.34キロ)まで
7 フェザー級 ( Fe ) 122ポンド超え126ポンド(57.15キロ)まで
8 スーパー・フェザー級 ( S.Fe ) 126ポンド超え130ポンド(58.97キロ)まで
9 ライト級 ( L ) 130ポンド超え135ポンド(61.23キロ)まで
10 スーパー・ライト級 ( S.L ) 135ポンド超え140ポンド(63.50キロ)まで
11 ウエルター級 ( W ) 140ポンド超え147ポンド(66.68キロ)まで
12 スーパー・ウエルター級 ( S.W ) 147ポンド超え154ポンド(69.85キロ)まで
13 ミドル級 ( M ) 154ポンド超え160ポンド(72.57キロ)まで
14 スーパー・ミドル級 ( S.M ) 160ポンド超え168ポンド(76.20キロ)まで
15 ライト・ヘビー級 ( L.H ) 168ポンド超え175ポンド(79.38キロ)まで
16 クルーザー級 ( C ) 175ポンド超え200ポンド(90.72キロ)まで
17 ヘビー級 ( H ) 200ポンド超え無制限

 

↓プロボクシング階級表(女子)

1 アトム級 ( A ) 102ポンド(46.26キロ)以下
2 ミニ・フライ級 ( M.F ) 102ポンド超え105ポンド(47.62キロ)まで
3 ライト・フライ級 ( L.F ) 105ポンド超え108ポンド(48.97キロ)まで
4 フライ級 ( F ) 108ポンド超え112ポンド(50.80キロ)まで
5 スーパー・フライ級 ( S.F ) 112ポンド超え115ポンド(52.16キロ)まで
6 バンタム級 ( B ) 115ポンド超え118ポンド(53.52キロ)まで
7 スーパー・バンタム級 ( S.B ) 118ポンド超え122ポンド(55.34キロ)まで
8 フェザー級 ( Fe ) 122ポンド超え126ポンド(57.15キロ)まで
9 スーパー・フェザー級 ( S.Fe ) 126ポンド超え130ポンド(58.97キロ)まで
10 ライト級 ( L ) 130ポンド超え135ポンド(61.23キロ)まで
11 スーパー・ライト級 ( S.L ) 135ポンド超え140ポンド(63.50キロ)まで
12 ウエルター級 ( W ) 140ポンド超え147ポンド(66.68キロ)まで
13 スーパー・ウエルター級 ( S.W ) 147ポンド超え154ポンド(69.85キロ)まで
14 ミドル級 ( M ) 154ポンド超え160ポンド(72.57キロ)まで
15 スーパー・ミドル級 ( S.M ) 160ポンド超え168ポンド(76.20キロ)まで
16 ライト・ヘビー級 ( L.H ) 168ポンド超え175ポンド(79.38キロ)まで
17 ヘビー級 ( H ) 175ポンド超え無制限
 

↓アマチュアボクシング(男子) *

【男子エリート現行階級】
46-49Kg,52Kg,56Kg,60Kg,64Kg,69Kg,75Kg,81Kg,91Kg,+91Kg
の10階級

◇全日本ボクシング選手権大会及び国民体育大会実施階級
46-49Kg,52Kg,56Kg,60Kg,64Kg,69Kg,75Kg,81Kg
の8階級

◇全日本社会人ボクシング選手権大会実施階級
46-49Kg,52Kg,56Kg,60Kg,64Kg,69Kg,75Kg,81Kg,91Kg,+91Kg
の10階級

 

 

階級が1階級違うだけでも、ボクシングスタイルや試合展開など違うのでとても面白いですよ。

世界では、重量級が、日本では軽量級や中量級の選手層が厚いです。

それは、日本人と外国人の体型などの違いからも関係してきます。日本人選手がいまだ王座に就いていない階級が、ウェルター級、スーパーミドル級以上の階級です。

ウェルター級に関しては、今までに数人挑戦しましたが、いずれも敗退に終わっていま。

 

マチュアボクシングの場合は、プロボクシングと違い、階級の数が少ないです。

階級幅が約3~4キロの間となります。ボクシングの場合の体重の誤差は、試合に大きく影響するものであり、自分の適性体重にあった階級を選択します。

 

 

・3round(出場すための条件)

ボクシングの選手はだれでも練習すればなれるものでは無いのです!!

・プロボクシングの場合

プロボクサーは、ライセンスを取得しなければなりません。簡単に言うと免許書みたいなものです。

主に、筆記テスト、実戦テストが行われ評価をしていただき、合格を得たものがライセンスを取得できるのです。

第18条(プロテストの受験資格)
1 プロテストの受験資格は、次のとおりとする。
① 年齢が16歳以上34歳以下であること。
JBCのクラブオーナーライセンス所持者であるオーナーを置くボ
クシングジムに所属していること。
③ コミッションドクターによる健康診断に合格していること。
2 未成年者がプロテストを受験する場合は、親権者または監護権者等の
法定代理人の承諾書を提出しなければならない。
3 16歳でプロテストに合格したボクサーは、17歳になるまで試合に
出場することが出来ない。
JBCは、プロテストに合格した者の氏名、所属ジムおよび階級を公
告しなければならない

また、ランクがあり、C級、B級、A級とあります。一般的には、C級を取得しますが

マチュアボクシングでの戦績が20勝以上している選手は自動的にB級を取得するよう命じられます。

いきなり、A級を取得する選手もいますが、アマチュアボクシングでの実績が評価され、特例でこれまでに、9人しかいません。

(最近では、井上尚弥選手(大橋) 堤駿斗選手(志成) 但馬ミツロ選手(WORLD3)が取得)

 

・アマチュアボクシングの場合

日本ボクシング連盟(JABF)公認の選手手帳という物が必要となります。選手手帳には

健康管理のための検診、計量、試合内容、結果、体力測定などの記録をするものです。

更に、毎度初め、この手帳を所属連盟へ提出し、自己の選手登録もしないとなりません。

なので、いくら出場資格があっても、試合当日、選手手帳がないと失格となります。

 

  1. 第1条 競技者の区分 

    (1)国内大会における年齢区分 

    1 UJ小学生の部 6歳~12歳である小学1年生から6年生の男子・女子 

    2 UJ中学生の部 12歳~15歳である中学1年生から3年生の男子・女子

    3 ジュニアの部 高体連・国体規定による男子・女子

    4 シニアの部 19歳~40歳の男子・女子

    ※19歳は年度内に19歳になる者。40歳は誕生年を基準とする。

     

 

皆さん、まずは初めに階級と出場の条件を説明していきました。プロボクシングについては知っていることも、あったと思いますがアマチュアボクシングに関しては初知りの方が多かったんじゃないでしょうか?

プロとアマチュアでまるっきり違うのがおもしろいですね!

次の記事は、ボクシングのルールパート2です!お楽しみ😊